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MANX NORTON 初レース報告

レジェンドオブクラシック富士も終り燃え尽きております。 TOKUさんから写真を貰ったので忘れないうちに当日の模様レポです。

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いつもと違いリラックスムードでレース場入りし早速車検を受けます。
昨年は参加車両のトライトンが公道車ベースと云うことも有り車検での指摘にビクビクしながら受けていましたが、今回は市販レーサー! おまけに前オーナーの最終レースが富士なので余裕のはずでした。
がしかし いきなり鬼車検長より 「このオイルラインのバンドを全部金属製に替えてもう一度来てくれるか~」
「はい判りました」  じっくり見るとその箇所 10箇所以上・・・・・・
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慌ててステンレスワイヤーに交換し再車検・・・・・・今度は 「このアンダートレイ外して見せて~」と言われ
外して持って行くと 「ミッションドレンボルトにワイヤリングしてきて~」・・・・・・・・・・・・「え~」・・・・
「はい判りました」  バイキング氏にドレンボルトの代わりに指でオイルを止めてもらい2ミリのキリで穴を開け
ワイヤリングを実施・・・・・エントリー受付も忘れる程のバタバタで事務局の方がエントリー用紙をオブソリテントまで取りに来てくれたのでした。 
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ゆっくりとコーヒーブレイクでもしたい処ですが予選の時間が迫ってきます。
慌てて暖機場にてエンジン火入れを行います。 今回はレーシングプラグ【B9EGV】 【B10EGV】を用意。
富士の長~いストレートを考え取り合えず【B10EGV】を選択。 エンジンが暖まったところで暖機場内を走ってみますがどうも【吹け悪し】 カブっているような感じ・・・・・・・・
ガードナーキャブのジェットスクリューを絞り気味にしてみますが改善せず・・・・・・
【B9EGV】に替えてみると少し【吹け改善】 そうこうしている内に予選の時間が・・・・・・

ちなみに工具箱にはVMX車マチレスで使っている【B8ESプラグ】は有ったのですが、前回のTIサーキット練習での焼け具合チェックで 【真っ白】だったので怖くて使えません。
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予選スタート→ ピットエリアからコースへ→1周目はタイヤを温める程度で軽く流します→ ストレート → 1コーナー→80Rに100R→ダンロップコーナと「吹け悪いな~」と思いつつも走行・・・・
そして15Rの立上がりエンジンが全然吹けません(3000rpmぐらい)前に進みません・・・・
遂に45R手前で【停止】 コース端にバイクを寄せ クラッチを切ってアクセルを捻りますが回転が上がらずエンジンも止まりそうに・・・・
そうこうしてますと【プラグカブリ】が取れたのでしょうエンジン回転も上がるようになり再スタート!
最終コーナーを立上がり ホームストレートを全開 「ウオォ~流れる景色がトライトンの時と全然ちゃうやないの~」 「こりゃ200キロは出てるんとちゃう!」 と先ほどの【停止】のことも忘れ喜んでましたらまたまた45R手前で【停止】・・・・・・・・・・・・またまたコース端に寄せ何とかエンジン停止は避け ピットロードに帰還

がっくり・・・・・・ なんでやねん。 TIではちゃんと走れたのに・・・・・・ おかしいよな~。 がっくり。
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ここからオブソリテントにて激青空修理です。 プラグを見ますと【真っ黒】 
やっぱ【B9EGV】では焼け具合が悪かったのか~?おかしいよな~? 富士は標高が高いけど皆はどないしてるんやろ?・・・・・・・ 手当たり次第に遠慮も無く同じ様なマシンで参加されている方々に質問攻めです。
「プラグ何番お使いでっか?」 「キャブセッティングはどんなんでっしゃろ?」 
LOC参加の皆さん良い人ばかりなので! 嫌な顔もせず色々教えてくれます。 
最後はLOC車検長にまで 「こんなんなんですけど なんでやろ?」と質問攻め。
「ちょっと見たろか~」とのコメントが出たので早速 青空修理場までお招きして診断を・・・・
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「えりゃ~プラグの火弱いな~」と レーシングマグネトーを分解して調査→ 回路の問題無し
「キャブの別体フロート位置 低い感じがするな~」と高くして油面調整

結局 油面を下げ プラグを【B8ES】  ジェットニードルを絞り全体的に薄くし 【焼け焼け仕様】に

そんなこんなで昼飯もろくに食べず決勝へ・・・・・
28番グリッド 先頭は遥か先  コースで止まっていたのですから仕方ありません・・・・・・

最初のウオームアップラン やはり プラグ被りでしょうか? 吹けが悪いです。 
「こりゃ完走できんな~」 「取り合えず1周だけでも走ってみよう」 と レッドシグナル→スタート

いきなり後方スタートのマシン達に抜いていかれます。・・・・・・

しかし走り出すと被り症状はだいぶん改善されたみたいでマシになってます。
半クラッチ多用で6000rpm~7000rpmを維持しコーナーを抜けていきますとそれなりに走れ  
「こりゃ完走出来るカモ!」   問題の15R立上がりは厳しいけど他のコーナーは周回を重ねる度に
ペースが上がっていきます! 流石に【B8ES】なのでストレート全開は避けましたけど!
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止まってるMANXも見えました。 抜いたMANXも有りました。 最終周には前のコーナにG50の姿も見えました!    結果クラス3位 ベストタイムは2分31秒でクラス1位  よっしゃ~! 
MANX初レースとしては上出来です。 なにより楽しかったんです走ってて!

サポート&応援の皆さんサンクスです。





結論・・・・・・ プラグもキャブもマグネトーも悪くないんです。 腕の問題です。
多分前オーナーは【B11EGV】と恐ろしく熱価の高いプラグも最初から最後まで8000rpm以上で走り抜け
るので綺麗に焼け 自分では濃いと思う中低速域でも前オーナーが走らせるとエンジンが欲しがる濃さなんです。




 
レースの2日後 恐る恐るプラグを外し見てみると    【真っ黒】   


こりゃ後10年は楽しめそうなのだ。





by DG















  
by clubobsolute | 2011-06-16 23:14 | レース
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