2017.06.18 Legend of Classic Round.2 笑心(?)のロードレーサー②


前回の続き。

 とにかくロードレースの朝は慌ただしい。受付を済ませてトランスポンダ取り付け・装具チェック・競技車両の車検を朝イチで済まさなければならない。これが大変。誰かヘルパーが居たらとても楽なのです。ワイヤリングの箇所で細かく指導・注意を受ける。エンジン下部がややオイリーだが自分が修理した場所ではなかった!?
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車検後の一コマ。今回も朝から友人ナカツハラ君にサポートをお願いした。いつもありがとう。お中元にたこ焼きとお好み焼きの粉を送らせていただくのでご家族共々大阪の粉モンを堪能してください?
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 こちらはSANOさん。「車検通りました〜!よかったぁ〜!」…レースはこれからでっせ?(笑) 遠くから車検に並ぶDG先輩の「あ〜! しもた! (トランス)ポンダつけるん忘れてた!」との声が。とりあえずバイクにオイルが入っているので大丈夫でしょう?

 開会式が終われば直ぐに出走の時間が迫る。今回は"大きい方”のクラスが先なので、ウォームアップエリアへ。直前にプラグのチェック。確認中に人から話しかけられて話しながらやると、、、色々忘れてしまいます。場の雰囲気に飲まれてすっかりテンパっている。おかしいなあ、今迄こんなに余裕なかったっけか?
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 スターターをあてるがエンジンがかからない。おかしい。ティクラーを押すがガソリンが落ちてこない…コックオフ…呆れた知人の顔が見えた。しかしまだかからない。もしかして? …タンク外したらプラグコード全部外したままでやんの…「なにやっとんじゃい!(怒)」とDG先輩。ホンマスンマセン……何を私はこんなに慌ててるんだろうか? 昨日の練習内容すら脳内から抜け落ちていく。何をそんなに焦っているのか? あとでしっかりダメ出しくらいましょう。
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 そして出走前。今回、福井のTK夫妻がわざわざ見に来てくださった。ありがとうございます。そんなTKさんが撮影してくれた一枚。恥ずかしいとこみせらんねえな、否、さっきしっかり見られてたけど(笑)まあ今更カッコつけてもしょうがねえ。まだまだ乗り慣れないこのマシンがやっとこ自分の物になったばかりだ。当然ながら速いマシン乗ったとこで自分はなかなか速くはなれません。愛と平和を歌ってもジョン・レノンになれないのと同じで…? でも負けっぱなしも悔しいから挑戦し続けましょう。
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 走行が始まればそんな事を考える間もなくなる。じゃあそろそろとスロットル全開! 前日を思いだ・・・せ? おッ! 右足だしたらカウルがプラプラしてますやんか! あっ、、カウルピンがねえ! 下手こいた!? 必殺右足封じ? そんな技はないっ! 急いで取りに帰る? いやもうこのままいくしかないっ! 時間があまりないな? なんだかマシンの音がおかしい。なんか二気筒みたいな音になってねえか? いそいそとクールダウンしてピットに戻る。順位も全体の中盤程度に留めたので、まあ勘弁してください。。。
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 セニアAの走行時間も迫り途中DG先輩とすれ違う。「詳しい事は後ほど!」と言い残し、自分のマシンを置いてから急いでエンジンスターターを持ってピットレーンへ急ぐ。しかし着いたらなんか余裕のDG先輩。
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「一緒に撮ってくれや!」とナカツハラ君との2ショット。自分の時と違ってどエライ余裕ですやん。。。「オレもな、こんな風に余裕もってやれるまで時間かかったんやで! 昔は飯食う間もなく昼間は整備したりなんやりな……」自分が走る前なのに、浮かない顔をしてたであろう私を勇気付けてくれるDG先輩。(もちろん関西特有の厳しいイジりもあります!?) 
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 そして程なくしてエンジンスタートの合図。各車両がスタート。レーシングマシンがエンジンを一斉にかけると地鳴りがして、体の芯まで震え上がります。(自分の時はあんまりわかんねえ)TK夫妻の奥さんがね、「このスタートの時の音が体の芯まで響いて、その中で選手が高揚したり緊張したりするのを考えたら自分が泣きそうになった」と。そりゃそうです。この日のために仕事をやっつけたり家族にいい顔したり? え? 整備したり練習したり…でしょうか。これが終わった後の安心感と余韻による放心。たまらんのですよ。
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 マジですか!? #20とクラブ名が掲示板にでてまっせ! まさかの二連勝かっ!?
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 で、しっかりと1位です。タイムも19秒台? どこまで速くなるんでしょうかナニワのジョン・サーティーズは! 他エントラントの方に「お膳立てしていただいてありがとうございます〜^^」なんて余裕全開です!? 
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 で、私の方ですが排圧で2番3番のエキパイが抜けてました。通りでバラバラいうわけね〜。隣の赤いロブノースのタッキー先輩も同様の症状。んで、応急修理しようとした矢先、TRレーシングの中村さんが寄って下さった。「これ、マフラー分解したほうがいいんじゃない?」いやーあんまり時間ねえですよ。。。「手伝ってやるから、早くやってしまおう!」すんませんホンマに。んで、↑のような写真の図になるのです。同じくTRレーシングの後藤メカも手伝ってくださった。結局いつも通りお世話になってしまいます。ありがとうございます。「いいんだって、仲間なんだから」と見守る高橋シャチョー。今日の親父ギャグの内容はいつもより過激です(笑)シャチョー、私にとっては「東京のお父さん」です。
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 ナカツハラ君も朝からありがとね。お疲れさんです。午後に備えて休んで下さい。
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 そして迎えたるは決勝。本日サポートしてくれたTK夫妻とナカツハラ君と。なんとか無事にここに居られた事に心から感謝いたします。。緊張してるのを悟られたくないので変な顔してます。あー喉乾いた。近くにいた前田ヒロ氏が「飲みさしでええか?」とお茶をくださった。一気に飲み干すと「全部かいっ!」と即突っ込み。これが関西ですぜ!?
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 ほんで高橋シャチョーと。私と仲良く腕なんか組んでおります。 当方そんな趣味なんかございません!? (シャチョー、私の緊張解そうとしてくださってるんですよ)
前レースが赤旗中断。1500mあるストレートの殆どにオイル処理の石灰が撒かれているそうな? くわばらくわばら。程なくしてコース内に入るようアナウンスが聞こえる。
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 グリッドに並んで記念撮影をしまs…「エンジン始動ー!!」いや、ちょ、早くないですか? 心の準備が!? はいスタート!(右下見切れているのは群馬は桐高レーシングのK野さん)
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 今回はカウルピンもチェックしたので大丈夫。ちゃんと右足出して走ります、が、雨がパラパラと。おおい、、、こわいやんけ。怖いというかなんというか、そんな時に限って色々と回想したりするんです。たまたま運良くこのようなレーシングマシンに乗る事ができて、近所にDG先輩が居て、浮かれポンチだった自分も居るワケです。始めた頃運良く表彰台乗ってりゃ有頂天で、乗り手の技術も伴わないのにバカもおだてりゃ木に登ります。同年代の友人らが結婚したり出世したりしてるかもしれない、でも私はこれが好きで好きでたまらんのですよ。行けるとこまでやったりましょう。誰に何言われても気にしないし、もう逃げねえよ。規定周回数を終えてチェッカー。今までこんなにクーリングラップで安堵した事はあっただろうか? 本当のデビュー戦を無事終える事が出来た。
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 そしてLOCデビューを無事に終えたSANOさん。「終わってホッとしました〜! でも、楽しかったし嬉しかったです〜泣きそうです(泣)」と語ってました。その気持ちめっちゃわかりますよ。しばらく余韻にひたりましょう!
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 我々の走行が終わると雨が本降りになってきた。DG先輩大丈夫かな? ナカツハラ君もピットに居ない。風もひどくなってきたのでテントを飛ばないようにしてから慌ててグリッドへ向かう。サイティングラップを終えてもう始まるところですやん! レース後でフラフラしているがウン百メートルの距離を全力疾走した。スタートに間に合え!
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 スタート前。雨がざんざかと降りしきる。オイル処理の石灰が流れてしまいそうだぜ?
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 そして緊張のスタート!! またギアが入りにくかったのか、スタートに出遅れた! でも直ぐにトップに立つだろう?
雨脚が酷くなってきたので私とナカツハラ君はピット内の画面でレースを追う。
「なあ、DG先輩走ってなくね?」うん……「壊れた?」わからん… 心配だ。でも赤旗は出ていないからな…。
しかし、4周過ぎたあたりで赤旗中断。見えないところで転倒が続いてしまったようだ。
 程なくして回収車に載ったDG先輩が帰ってきた。
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どうしたんですか?
「コケた」
えっ! マシンを受け取ったらレバーが折れてるしステップは曲がっていた。
「はよ追いつこ〜おもてな、ころんでもた。」
怪我は?
「スリップダウンや、大丈夫。まだマシンが動いてたから拾って走ろう思たらな、とまってもた(笑)」
とまってもたて…(笑)
他のエントラントの方が心配して駆け寄る。
「ほんまな〜、人生甘ないで〜! なかなか連勝させてくれへん!あっはっはっはは!!」
「結局予選しかマトモに走れんかったわ〜!」
私、この方には一生かなわない気がします、ハイ(笑)

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 雨がまた酷くなる。低くしたテントの元で反省会。緊張のあまり止めてたタバコを吸いにSANOさんもやってきた。まあとりあえず、怪我無く終えたので良しとしましょう。
 帰りの車で心地よい余韻に浸りながら、我々は西へと帰路を急いだ。
今回私にとっても、自分で整備して準備して(手伝ってもらいながらも)、やっと本当の意味でスタートラインに立てたかな? いつもより達成感があった。おっと、明日は出張だったな。。。
「やっぱ富士はな〜、年イチやし特別なんや。ロケーションもええし、楽しいよな。でもなんか、オレあんまり走ってへんし、疲れてへんねん。夏筑波出れそうやったらでよか?」さすがです(笑)

Photo by H.Maeda T.Kondou K.Ishikawa and Others
Text by 15






 

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# by clubobsolute | 2017-06-29 08:15 | Comments(6)

2017.06.18 Legend of Classic Round.2 笑心(?)のロードレーサー①

 毎度です。気付いたらオブソリ広報担当になりつつあります15です。
やってきましたLOC第2戦FSW。DG先輩と不肖・私こと15で毎年恒例のロードレースに参加して参りました。
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 前田ヒロ氏撮影。いきなりどエライカッコつけた写真ですんまへん。。。昨日の反省会でDG先輩に「最初だけはカッコええのんにしいや! 大体オマエはいつも回りくどいねん! 誰もなんもいわんしどうせショッパイ感じになるんや! 最初だけはカッコええのにしとき! 最初だけは!(念押し)」と昨日言われたばかりなんです。まあ前置きは長くなりましたが本題へと移らせていただきます。

 もうね、一週間前からソワソワしっぱなしで仕事も上の空でコースの見取り図ばかり考えてました。整備しながら「ワイヤリングが甘い!」と叱咤されながらも、事前に自分のレースバイクにじっくり向き合いながら、徐々に気持ちを高めていたのは私だけではないはずです。
 そんなこんな前日17日の明朝に積み込みを済ませ、FSWこと富士スピードウェイへ向かったわけです。前日に走行練習があるんで申し込んだんですよ。
「オレはもうなんべんも走っとるからええ。オマエ走っといたほうがええぞ!」
 と、言うわけで私のみ前日練習走行を行う事になりました。
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 ゼッケンがねえ、いつもと違うんですよ。まあ前日にやりますか。ん、私だけやん、こんなんしてるの。まあ、許したってください。当日じゃ無いだけ。。。
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 DG先輩撮影。緊張しすぎて口数減ってます。オマケに車停める際もまっすぐバックできません。落ち着けなんて言うほうがどうかしてます。ロブノースのハイパワーにビビりっぱなしです。今までの市販車改とちゃいますねん、生粋のレーシングマシンは。。。
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「クラシックロードちゅうもんはな〜」と語ってるわけではありません。ただの世間話です。フェザーベッドフレームにコマンドエンジンを積んだマシンで挑むのはLOC初参加のSANOさん。なんと、オブソリ戦前部長IWABEAMさんの後輩だそうな! 世間狭っ!
よかった、アワアワしてるのは私だけじゃ無いみたいですね!
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 そうこうしてるうちに出走する時間がやってきて、革ツナギに着替えてピットレーンに並ぶ。事前整備の際に「すんません、自分アイドリングないと怖いっす」ちゅうことで調整したんですわ。自分のブリッピングの音に焦る事もなくなりました。このトライデント、どうやらクランクさわってるらしく、フライホイールの重さを一切感じません。な、なんちゅうマシンや。。。旗が振られ一斉にコースイン!
 出走するや直ぐにタッキー先輩の赤いロブノースが物凄い勢いで2コーナーを曲がって行った。ホンマに同じ人間ですか!? いきなりはあんなん無理でっせ。。。私はというものの、100R(高速コーナー)でヨタつく。必要以上に減速してしまう。あーやっぱまだ怖がってますね。でも慣れなきゃな、とアクセル開ける。現行の色んなオートバイがガンガン抜いていくが気にせず、マイペースマイペース。ああ、あんまり怖く無くなってきた! ダンロップと最終コーナーはバンクセンサーを当てつつ曲がる事ができた。よしよし、ボールは友達!(キャ○テン翼?)と、恐怖感を払拭できそうな所で赤旗中断。どないしはったんやろ。。。大丈夫か?
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 ピット前でDG先輩と前田ヒロ氏が待っててくれた。「どや? 怖ないか? いけそうか? そうか。ほなアレやな! ブレーキが早い! 言い訳せんでも音でわかるで! 250? いや200からいかんかえ! 大丈夫や!」まあそんなやり取りをしてました。1コーナーの入り口に距離看板があるんですよ。確認できるけどコントロールラインとパナソニックの看板が過ぎる頃には時速200kmを超えてますね。フェアリングに潜るとあまり体感しないけど、不用意に頭あげたら首もげまっせ。ほんでこの距離看板、棺桶の距離とも直結してますね! 程なくして走行再開の知らせがくる。エンジン掛けてもらって私はコースイン。アムロいきまーす? DG先輩、死んだら化けて出てやるぜ(笑)と思いながら250過ぎたあたりでブレーキング。なんだ!いけるやないか! 化けて出る必要なくなったね(笑)じゃあ次は。。。というとこでチェッカーフラッグ。まあ無理してもいかんからね。行けることがわかりゃいいんすよ(負け惜しみかっ!)
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 SANOさん。なんか色んなとこからオイル出てきたみたい。大丈夫かな? DG先輩が心配そうに駆け寄る。うん? どうなんやろ? 私はというものの、右側のケースからオイルが滲んでいる。とりあえず液ガスで応急処置。…とはいってもややオイリーです?
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「オレもエンジンだけかけとくわ!」ちゅうわけでDG先輩のマンクスも始動。フロートの穴からガソリンが出ます。ガードナーGPキャブをこんなマジマジ見るのは初めてですが、フロートがどエライ離れているんですねえ! 内部のフロートが固着気味? なようでそういった症状が出るそうです。あ、決してこれは宗教法人の画像ではないです。みんなで奉ってる訳でもなく、キャブから出るガソリンをチェックしてるだけなんです。
 と、まあ前日準備も整ったようで御殿場付近の宿へ移動する。
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 明日の敵は今日の友? 同じくセニアAクラスに出場する東北チームの津軽さんと関場さん。もうレースは始まってるんやでー! という事もなく、大変楽しい席でした。明日もあるしあまり酔っ払えません。たしなむ程度がええちゅうわけで。
 なんかね、私この競技をしてよかったなーって思う事があって、皆サーキットでしか会わないのに仲良くなると昔から知ってる友人に会ったような凄く安心した気持ちになるんです。なんでなんだろう? 互いコースに入れば目ん玉血走らせながら走るというのに。ほんまに不思議です。ここでの関係が凄く私は好きです。
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 んで、DG先輩の荷物。これ全部です。宿に着くや否や「アレ、リュックあらへん! なんでや!」これもチャンピオンの重圧でしょうか? それともチャンピオンの余裕なのでしょうか? 勿論色んな方にTシャツを借りました。
※後日 自宅にて発見したそうです。
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そして迎えたるは翌日。晴れてはないが天気は持ちそうな予感。この日はどんな日になるのかな? まさかあんな事が起きるなんて…

(続きます)

Photo by H.Maeda and Others
Text by 15
 

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# by clubobsolute | 2017-06-23 01:32 | レース | Comments(0)