あれから7年、その5

UK - Day 3 PM / SLATER LAVERDA, BROMYARD

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2009年から所有しているLaverda 1000/3C。これを手に入れる前は迷いましたよ。

堀ひろ子さんが颯爽と走らせた憧れのオートバイですが、安心して所有したり乗れるのか。

計器類、スイッチは日本電装製なのに、点火系はBOSCH。これが悪名高くて日本の気候風土に適さないのだそうです。また、セルスターターのクラッチは滑りやすくて未だトラブル解消に至っていません。
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前オーナーが預けていたOモータースの店主Oさんはその前のオーナーだとかで、トライアンフと比較してでしょうか、「あれはオモロウない。半年で手放した」と。重いからでしょうかねえ。それでも、購入後は面倒を見て戴けるとのこと。一歩前進でした。

あとは、部品供給ですが、イギリスの雑誌にきれいなラベルダが出てくるたびに紹介されているのが、SLATER BROTHERS。さらに、77年ごろのオートバイ雑誌を見ると、Laverda JOTAという高性能バージョンの開発に手を貸したのが英国代理店だったSLATERだったのです。

3Cを買う決心がつかず、お店のリチャードさんにメールを送って、心配ごとを相談したら、返事は「Buy it.」でした。部品の心配はないし、改良部品もそろっていると。

部品とメンテナンスの心配がなくなって購入に至りました。
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モーターサイクルミュージアムを出、またもナビ頼りのナイジェルですが、行き止まり、Uターンで多少の苦労はあれど、田舎道をぐんぐん進んで石垣に挟まれた小径をくねくね。牧場は羊だけでなく牛、馬も多くて乗馬の恰好をした地元の人が道を譲ってくれます。イギリスはロンドンとか大都市以外は、人も自転車も、オートバイも、クルマも本当にマナーがいい。
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せまい道から二車線道路に出てすぐのところ、ステファニーが気づかなかったら通り過ぎたでしょう、それほどに目立たない佇まいでスレーターラベルダのショップがありました。やた~。

Buy it. と言ってくれたリチャードさんはほんのり赤ら顔で青い目をした典型的なイギリス人でした。物腰低く、遠くからよく来てくれたね、とねぎらってもらいこちらも感激。本来は土曜日は半ドンのところを私たちを待っていてくれまして、店に着くや奥の部品庫に案内、「どう、これで部品の心配ないやろ」って。
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欲しかった部品もすぐに出してくれ、見慣れた几帳面な手書き文字で伝票を切ってくれます。店頭販売だからVAT付加価値税をもらわないといけないが、空港で還付してもらえるように書類作るからね、と。DMCの電子点火装置は120度クランク用しかなくて悪いね、180度クランク用はすぐに手配するよ、とも。
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店内には10台ほど、すべてLAVERDAが並んでいます。500のFormula Racer初めて見ましたが、想像以上にかっこよかったです。
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師匠はラベルダよりもワンちゃんのほうが可愛かったようです。
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港町、ブリストルに着き、月明かりの下運河そばのレストランへ。
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Night Capをホテルのバーで飲み、一日運転してくれたナイジェルに感謝。
カメラのピントも合いません…
ふかふかのソファで師匠は沈没寸前。
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つづく

By TOKU

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# by clubobsolute | 2018-01-28 12:59 | つれづれおぶそり | Comments(2)

あれから7年、その4

UK - Day 3 AM / National Motorcycle Museum, Birmingham

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早朝のプロペラ機でマン島からバーミンガムに移動することになっています。乗り遅れたら大変、真っ暗なうちにホテルをチェックアウトして空港へ。空港って島の南のほうにあるのね。来たときも闇夜でサッパリわからんかったので… 

20kgの機内預け荷物。これを超えると超過料金を取られますが、紙モノが増えたにもかかわらず規定内におさまりホッ。実際の飛行時間40分余りの短いフライトでバーミンガム空港に到着、ここで友人のナイジェルと待ち合わせです。丸二日間は彼の運転する車に乗せてもらう楽ちん旅で、奥さんのステファニーもついてきてくれます。ナイジェルは90年代終わりに東京に一年間単身赴任していて、日本通。オートバイの好みはカワサキZ1、ヤマハRD(250、350)、同じくヤマハFS1-Eあたりです。

空港のそばにあるはずのNational Motorcycle Museumに向かおうと、ナイジェルはナビに案内を託しますが、これが大ハズレ。とんでもないところまで運転する羽目になって一時間もロスしてしまいます。ま、イギリスの町の風景を楽しみましたが。

大きなラウンドアバウトから左にそれると(やっぱり空港に近い)、広ーい駐車場と大きな博物館の建物があります。広い玄関に数台展示されていて、やっとたどり着いたと安心します。内扉をくぐって進むとホールです。ざっと50台はあるでしょうか。勿体無いので端っこから順番に見ておりますと、奥の方からナイジェルが呼んでいます。こっちでチケット買うよ!、って奥で切符を買うのかと訝っていますと、そこが本展示の入り口。今居るのは玄関ホールなのか! ここだけでもすごいのによ~。
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あとはDGさんならいきなり満腹を超えて腹を壊しそうな陳列に次ぐ陳列。百歳を超えるオートバイやフラットタンクの1920年代から現代のものまでが、展示場は十分に広いのにひしめき合っています。一体何百台あるのか、数える気力も出てきません。タバコ一本の火が全てを燃やしつくした災禍から一年後、ほとんど全数が人々の情熱によって再生されたのは2004年のこと。

あと、特記すべきは、Nationalというだけあって、全ての車両は英車だったことです。
え? 白バイのなかにインディアンあるって? 
ええ、しかしヱンヂンはロイヤルエンフィールドなんです。

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写真でさえ見たことのないトライアンフのサイドバルブ・プロトタイプ750を初めとして、世界に一台かもしれないオートバイが見受けられます。オートバイのロールスロイスと謳われるBrough Superiorもポンとあるのではなくて、さまざまなモデルが一堂に会しているのは圧巻です。あっちも、こっちも、そっちも目が眩むような車両で床は埋まり、動態保存なのでしょう、皆さん床にオイルを滲みさせたりぶちまけたり。
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トライアンフTSX。
これのデザイナーはのちにカワサキでZのLTDシリーズをデザインしたといいます。
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ススムさ~ん。A75ですね。
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やっぱワンテン素敵。
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低いプロファイルがしびれさせるロイヤルエンフィールドのレーサー。
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友人のナイジェルは、13歳のころにGreevesで野山を走り回ってたとか。
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アリエル・リーダーのレーサー。
音聞いてみたい、煙嗅ぎたい。
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GPレーサーの英雄、バリーシーンが引退後楽しんだクラシックバイクレースで、最後に優勝したNorton Manxがありました。当然ゼッケン7。

どうやったらこんな貴重なマシンが集まるんかいな、と思います。

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マチレスG50 + AJS + 師匠。

博物館の2Fで昼食を取り(アタマはオートバイでオーバーフローしたけど胃袋はスペース有り)、出発します。あとはウスターの先、ブロムヤードにあるラベルダスペシャリストのスレーターさんを訪問、そして西部の港町ブリストルへの移動です。

つづく

By TOKU

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# by clubobsolute | 2018-01-28 12:57 | つれづれおぶそり | Comments(0)